これからのクルマの未来について2

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回記事に引き続きEVと自動運転――クルマをどう変えるか (岩波新書)の読書ノート。

さて、著者は車がEVに変わればエンジンはいらなくなると言及している。まあ当然の流れだろう。となると、エンジンの部品をつくっているメーカーも廃業する恐れがある。1台の車に使われる部品は2~3万点と言われ、その大部分を占めるのが、多くの部品から構成されるエンジンだ。よって、EV化による影響力は計り知れないと述べている。

 

次世代テクノロジーの台頭でほとんどの仕事が消滅するという説は大げさな話でもないんだよね。

仕事消滅 AIの時代を生き抜くために、いま私たちにできること (講談社+α新書)(2017年8月17日第一刷発行)によると、自動運転化による“テクノロジー失業”は2025年とされ、日本国内では123万人の雇用に相当すると想定している。

2025年って早くない?と思っていたら、件の『EVと自動運転』の方では、EVの生産台数は概ね2025年に世界の自動車販売の10~15%程度、2030年で15~20%、早くて2040年でEVの比率が半分以上になると予測されているという。もうしばらくは世界で販売される8割がエンジンになりそうとのことで、こちらの予測の方が妥当ではないかと思う。

(予測しているのはオックスフォード大学、マッキンゼーボストン・コンサルティング・グループなどなど)

 

れも無人のセルフドライビングカー・サービスを企画している自動車企業は、タクシー会社とは補完関係になろうと協調路線でいる。だからタクシーや長距離トラックのドライバーが失業する可能性は100%ではないし、日本国内はEVよりHEV(ハイブリッド車)が主流のため、エンジンの部品メーカーも生き残り戦略を練る猶予がある。

 

セルフドライビングカー・サービスといってもカーシェアリングが流行っているのは都会が中心で、地方は車を所有していないと生活に不便だ。無人のタクシーは一度乗ってみたいけど、果たして地方に需要があるのか。地方だからこそ無人タクシーでいいのか、雇用を確保するために有人にしておくか。

スマホで呼び出せばいつでもどこでも指定場所に無人車がやって来てくれるなら、所有によって発生する維持費から解放されて嬉しいけどね。(ライドシェアリングはさすがに無理)

タクシー会社経営者からすると自動運転車のオーナーとしてレンタルサービスにした方がコストカットできそうだし、ネットビジネスとは別のリアルな個人事業が普及してもいいのではないかと思う。